原作は謎の霧に包まれた近未来の東京を舞台にしたSFハードボイルド作品です。
怪我で退職した元刑事、娘想いの汚職警官、臓器密売組織のメンバーに謎の巨大組織の研究者……となかなかの「おやじハードボイルド」(担当さん談)。
初めてのノベライズですごく緊張しながら書かせていただきまして、1巻の執筆中は「できるだけ原作の台詞や文章を守ろう」と意識していたのですが(なので脚本どおりの表現も多いです)、2巻あたりから結局自分が書きやすいように変更してしまいました。どうもすいません。
余談ですが、この作品のおかげで初めてアテレコ見学なるものをさせていただきました。
ボイスドラマなのでキャラクターの外見設定がなく、原作者様にどうしたらいいですかとうかがったところ「これを見て書いてくれればいいから」と声優さんたちの顔写真一覧を渡されたときにはどうしようかと思いました(笑)
実際にその写真一覧を参考に人物描写をしたかどうかは秘密です。